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原発ゼロの「死角」とエネルギーの将来
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12月16日に迫った衆院選に際し、毎日のように生まれてはくっつく政党のニュースが目につきます。
マニフェスト・アジェンダ・約束… 名前なんてどうでも良いのですが、政策の一つとして注目すべきエネルギー政策について、真面目に、少しだけに書きます。

ちょっと古いですが、2012/09号 日経ビジネスに【民主党が陥った原発ゼロの「死角」】という記事があります。
ニュースでも度々名前が出てくる青森県六ヶ所村の現状と、原子力発電によって発生する核のゴミの行方から垣間見える、原子力発電の未来が書かれています。

ニュースに出るようになったとは言っても、まだまだ知らない人が多い六ヶ所村という小さな青森県の村は、再利用を目的とした「核のゴミ」を一手に引き受けています。
この六ヶ所村は受け入れを表明すると同時に、日本原電と、「再処理が困難となった場合は、六ヶ所村に搬入された「核のゴミ」をすべて各原発に送り返す」という、覚書を交わしていました。

衆院解散前に原発ゼロを目指すと公言した民主党が再び勝つかは不透明ですが、仮に脱原発政策を掲げる政党が政権を取った場合、それは再処理路線からの撤退を意味する事から、覚書通り「核のゴミ」を送り返す事になる、という意見書が、2012年9月7日に六ヶ所村議会全会一致で可決されました。
脱原発に向かった場合、このように「核のゴミ」の行く場所がなくなることも計算済みだったと考えられる日本原電と経産省には、(残念ながら)脱帽の一言です。

六ヶ所村が「核のゴミ」を各原発に送り返し、今後各原発で貯蔵した場合、一番遅い北電志賀原発でも、2026年には満杯になってしまう状態にあります。
ただしそうでなかったとしても、2013年には六ヶ所村の貯蔵容量もほぼ限界に達する見込みだったことから、今後も原発を続けていくのなら、影響がなくなるまで10万年はかかる(諸説あります)と言われている「核のゴミ」の貯蔵方法を確立するのか、それとも原発から別のエネルギーに転換していくのか…
間違いなくその方向性を決める時期に来ています。


最後に…
自分の知り合いの中にも原発に関わる仕事をされている方々がいます。
その方々の仕事を否定することになる可能性があることを承知の上で書かせて頂きますが、
基本的に自分は原発については、反対の姿勢です。自然循環型エネルギーへの転換を望みます。
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by minabe-keita | 2012-11-30 00:54 | Log